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銀魂っていいな 漫画最終回と映画を見て語る


こんばんは!もずです。

銀魂が先日土曜発売のジャンプで最終回を迎えました。

 

僕は毎週ジャンプを欠かさず読んでいます。

いつくらいから読み始めたのだろうと記憶を遡っていくとおそらく2001年の終わり頃ですので17年間です。というのも連載作品を遡ってたらもののけ!ニャンタローは途中から読んでた記憶があったので、これくらいの時期かと思います。

 

そして銀魂が始まったのが2004年なので14年前。当時「だんでらいおん」「しろくろ」この2つの読み切りがどっちも面白いなと思った自分はあ、ようやくこの人の連載が始まったかと喜んだ記憶があります。そして自分の期待以上に面白くそしてかっこいい銀さんに夢中になってました。そんな銀魂を14年間読み続けた。つまり人生の半分以上の時間、毎週銀魂と付き合ってきたわけです。

 

多分自分が開始から終了まで見届けてきた漫画の中で一番長い期間付き合ってます。

 

前置きが長くなりましたが、その銀魂が終わって、そして昨日映画を見てきて、その一連で込み上げてくる何かを吐き出すために、この時点でうまく文字に起こせるかわかりませんが記事にしていきたいと思います。

おそらく賛否両論であろう漫画最終回

「あぁとうとうこの漫画も終わるのか」そんな気持ちで手に取ったジャンプ。途中呪術廻戦の救いのない展開にダウナーになりながらも銀魂が始まる。

今までのキャラが一致団結して敵を倒す展開。今までなんどもあったその展開は普段なら「またかよ…」となってたのかもしれない。

 

でも最終回なことでこのキャラ達ともお別れかと自然と涙腺が緩くなってくる、そして流れる「テニプリっていいな…」

あれ?許斐先生の名曲じゃないか!?どうしたと思ったら笑えるいつもの銀魂の掛け合いそして終われずにジャンプGIGAで完結。

僕はこのゆるさ、それが許される雰囲気なんて銀魂らしい終わり方何だろうとほっこりした。なんならGIGAじゃなくてこれで最終回、続きはありませんと言われても残念に思いつつまぁ銀魂っぽいなーと笑えてたと思います。

 

終盤の戦いの連続の挙句にこの投げた終わり方、いや正しくいうと終われなかったというあり方に「それでいいのか?」という人がいるのも納得できます。そういう人たちを否定する気もありません。

 

ただ、それもありだしらしいよねと言える人がいるある種銀魂は独特な作品だったと思います。

 

希望を感じた映画「銀魂2」

そして、漫画最終回も見たし次は映画だと昨日見にいきました。

結論からいうと「最初の映画で上がった期待をしっかり乗り越えるくらいに面白く。銀魂の映画はこのキャストで映画銀魂としてまだまだ作品を継続できるなと感じました。」

 

そう感じさせるのは原作銀魂の独特のゆるい雰囲気と、そのゆるさをしっかり理解した原作愛を感じさせる作品づくりにあると思います。

 

銀魂の映画ってすごくクオリティの高い文化祭の出し物みたいなんですよ。もちろん褒めてます。だから細かいことを気にしすぎてもという気にさせられます。それよりは楽しんだものがち。

 

ゆるい雰囲気で全体的にゆるく作ることもできます。それでもまぁ銀魂だしってなって、映画滑ったって原作漫画でネタにしてごまかす…そんな未来もあり得たかもしれません。

 

でも映画銀魂は原作のゆるい作りをうまく利用して面白い映画にしてるんです。

それは原作をしっかり理解した上でのゆるさの線引きと、キャスティング、そして役者が作品と自分の演技にしっかり向き合ってるからなのかなと自分は思います。

 

例えば新八役の菅田将暉。実際がどうかはわかりませんが彼は多分実写化映画をやるときは原作すごい読み込むんじゃないかな、アニメもチェックして研究しているんじゃないかなって感じさせられるんです。それくらいトーンとかがアニメの新八っぽい。他に菅田将暉の実写化映画は帝一の國くらいしか見てないんですが、あれもめっちゃ帝一だってなったんですよ。相当読み込んでるんじゃないかなと。あとどうでもいいかもしれないけど個人的に仮面ライダーWのフィリップからめちゃくちゃうまくなってる!ってなりました。

余談ですが地味に腕毛とか濃くてちょっとびっくりしました。

 

同じように原作やアニメを忠実に再現しようとしてるなと感じるのが、窪田正孝。ドラマデスノートでオタク月やってるイメージが強かったですけど映画では万斉にしか見えなかったです。器用な俳優さんだなと。

 

そして再現しようとしてるしビジュアルもこの人しかおらんだろと感じさせるのが神楽役の橋本環奈と沖田役の吉沢亮。2人とも顔が端正すぎてあーこの人しか考えられんってなります。キャスティング最高ですね。正直見終わってすぐの感想、沖田顔かっこよ!でしたからね。

 

逆に原作とか関係なく自分として楽しくやってるだろってのが佐藤二朗とムロツヨシ、佐藤二朗はちょっと責任を任されたプレッシャーみたいなのを感じたんですけどどうなんでしょうね?この場でちゃんと佐藤さんなら笑いをとってくるよね?みたいな期待を背負ってる感じ。なんとなくそんな気がしてくどく感じちゃいました。ムロツヨシはいい具合に肩の力が抜けてて源外の皮を被ったムロツヨシとして適度に笑わせてくれました。

 

高杉役の堂本剛はもうなんか反則というかこの映画に堂本剛が出てちょっと足はだけてるの見てたらおもろいやろ?ってのが見えるけどやっぱおもろいわみたいな…

 

片栗粉役の堤真一さんの存在感もすごかったです。僕堤真一さんのことかなり好きで、好きになったきっかけが、映画「地獄でなぜ悪い」の演技だったんですね。

それまで容疑者Xの献身のシリアスなイメージが強かったんですが、お茶目で可愛いおじさんがそこにはいました。片栗粉はそんな堤真一のお茶目な部分も感じつつ、でもたまに若本規夫演じるアニメの片栗粉っぽい時もあって、すごく二次元と三次元の橋渡し的存在でした。役者さんってすごいなー

 

相変わらず似合いすぎやろっていう岡田将生の桂や、トッシーと十四郎の雰囲気の違いを見事に表現する柳楽優弥。役者さん一人一人に関して語りたいことがたくさん出てきます。あと夏菜のさっちゃんめちゃくちゃ可愛かったです。

 

そうやって語りたくなるくらいに熱を感じさせるからこそ芯に真剣さがあって、多少緩くても抑えるとこ抑えるとかっこいいし銀さん自身そういう男だし銀魂ってそういう作品だろ?っていう愛を感じさせる作品になってるわけです。

 

そういう雰囲気が形成されてるとシリアスシーンの銀さんのアップで着物の留め具が見えてても、役者が笑い堪えられず素になってるとこが見えても、天人の作りがチャチでもそれは銀魂っぽいって笑えるポイントになるんです。福田監督と役者さんの凄さです。

 

唯一感じた欠点といえば、予算が増えたんだろうなーアクションシーンがかなり増えててそれをなんとなく持て余しているように見えちゃうところですかね。

うわ!予算今回たくさんあるぞ、どうしよ…とりあえずアクションするべか?みたいな。

 

最後に映画銀魂が銀魂の実写化としてファンに楽しまれつつも映画銀魂は映画銀魂で独立して続けても面白いんじゃないかと思わせるのが主役、銀さん役の小栗旬です。

 

あの銀さんどう見てもいつ見てもあぁ小栗旬だとなるのに、でもそれが違和感にならないという不思議な感覚。目の前で振舞う姿に小栗旬だと思いつつもそれが銀時のコスプレをした小栗旬までにはならない。いい意味で銀時を小栗旬がやるなら俺はこういう演技をするよ?みたいな俳優魂を感じます。

原作を再現しつつも小栗旬によって、切り離して見られるような気もしてて、それが故に映画銀魂に希望を感じました。

 

思いをぶちまけてたら思ったより書き込んでましたね…

なんとか想いを形にできた気がします。

そして、形にした結果浮かんだ一言はシンプル。「実写映画もう1.2作全然作れるやろいけるやろ」ですね。

 

何が言いたいかわからなくなってきましたがこの記事を読んであら映画面白そうだねともし思ったならぜひ見に行ってください!!

 

それでは〜