いつまでもずっと

ごくごく普通のアラサー社会人男子が趣味とか思ったことについて書くブログ グラブルの話題多め

【雑記】RAGE 2018winterに行って感じたe-sportsとShadowverseの難しさと希望


こんばんは!もずです。

 

今日は付き添いでRAGE 2018winterに行ってきました!

f:id:mozukuzu69:20181123204958j:plain

会場にはハッピーピッグの姿が!正直ちょっと怖い…

 

近年e-sportsという言葉が話題になっています。

e-sports大会運営であったりとかe-sports専門の実況を仕事としている企業もあるくらいです。

そんな盛り上がりを見せているe-sportsの大会の一つとして、有名なのがこのRAGEです。

 

今回は実際に会場に訪れて感じたe-sportsって盛り上げるの難しいなという感想やメインで見ていたシャドウバースの競技性について語っていきたいと思います。

eスポーツとは?

エレクトロニックスポーツのことで、電子機器を用いた競技のことを指します。

平たくいうとゲームだってスポーツ(競技)だろ?なら野球やサッカーのように試合して勝ち負けを競っちゃおうぜ。

勝者はちゃんと讃えて賞金出して、強い人はプロにしよう。

 

なんならオリンピックの種目の一つにもしちゃおうよという感じです。

 

プロゲーマーっていう響きは聞いたことがあるって人も多いかなと思います。

日本と比べて海外では盛んでゲームの強さで生計を立てているそうです。

 

日本でもゲームが強い人がそれで生計を立ててもいいはずだという動きは以前からあったといえばあった気がします。

 

自分が知ってるところだとTCGのデイメンション・ゼロは競技制を重視したカードゲームで、日本初の公式が賞金制の大会を開催するという今の日本のeスポーツ環境に近いものがあったように感じます。

 

当時は中高生だったかな実際に面白かったカードゲームではあったものの、なかなかメジャーにはなれず日の目を浴びぬまま消えてしまった印象です。

 

ただ、今のeスポーツブームはそれに比べると規模感やメディアへの露出など流行らせようとする気概のようなものを感じられます。

 

eスポーツかっこよさを意識しすぎ問題

そして実際に今回初めて会場に行ったわけですが、一番感じたこと。

eスポーツはかっこよさを意識しすぎ。ゲームも競技であるというスタイリッシュさにこだわりすぎでは?

 

会場は黒基調でシャドバのファイナリスト達は登場前にかっこよく編集された動画が流され立ち姿は腕組み。衣装も運動競技のユニフォーム風。

MCは白熱したパフォーマンスで盛り上げる。これでもかと言わんばかりにゲームを極めた人たちもこんなにかっこいいんだぞ!という演出がなされています。

 

けれども観てる側にとってはミスマッチがすぎるわ…という思いが先行してしまいます。

だって腕組みとかの立ち振る舞いにしてもユニフォームにしても、それ運動競技だから様になるやつでは?ってなりますもん。

 

特に衣装ってその運動競技をやるのに最適化されたデザインをしているわけだから、鍛えられてない人がきちゃうとちょっと貧相に見えてなんかシュールな絵面に見えます。

 

影響を受けるべきは将棋とかチェスの大会なんじゃないかなーって。

フォーマルなスーツとかちょっと目立ちたいプレイヤーは和装とか…ダメかな?

 

スポーツ感出すためにって意図はわかるんですよ、だっていわゆる世間のスポーツって運動競技ですから。でもリンクさせるのってそこかなという疑問は拭えません。

 

あと単純に黒基調の会場って閉塞感が強くて疲れる…ましてや手に汗握る展開の連続で白熱した戦いが続くのでただでさえ疲れるというのに会場が暗くて心が落ち着かない。

 

なんというか会場の雰囲気にアンダーグラウンド感があってこのままだとマイナーなままではないかなと思いました。

アンダーグラウンド感はアンダーグラウンド感でこう普通の人は知らない楽しみを僕らは知っているっていう楽しみや一体感はあるんですけど、他の感覚で例えるならまだまだ有名でないアーティストのライブを見にあまりZeppほどなの知れていないライブハウスに行くような感覚。DrumBe-1とかそんな感じ。

 

ただ音楽なら何かヒットして売れたらあっという間にZeppどころか武道館やら横アリになっちゃうんでeスポーツもなんらかの外的要因で一気にスターダムにのし上がることもあるかも知れませんよね。まだまだ誰もに浸透するようなウェルカム感が醸成されていないだけの話かも知れません。

 

例えば菅田将暉が僕今度ストVの世界大会出ますとかなったら流れ変わるでしょうし…

声優じゃなくて俳優で今をときめく人が関心持つと一気に注目が集まりそうですよね。

 

ただ、元からゲームを好きな層には一定数、今まで関心持ってない層に注目されても鬱陶しいだけだ、けれどもメディアでイロモノ扱いされるのは癪に障るなんて人もいるでしょうから根深い問題だったりして。

 

シャドウバースという競技自体の問題

RAGEの抱える問題点を指摘しましたが、僕自身参加した感想としては楽しかったんです。

 

今までゲームでこんなに白熱した空間にいたことがなくて未知の体験でした。

ただ、楽しさの類がマニアックなバンドのライブに行く的な楽しさで、eスポーツの目指す先がジャニーズのライブに行く的な楽しさなのであれば、それはどこかで流れを変えないといけないのでは?というだけなんです。

 

ただ、盛り上がりという面でシャドウバースはいささか向いていないなと心の片隅で思っちゃいました。

 

理由その1:デッキ似たり寄ったり問題

rage-esports.jp

だいたいネクロは基本でドラゴン、ヴァンプ。人によってはドラゴンをロイヤル。一人だけネメシスというクラスの偏り。

 

枚数とか入れているカードで差別化がされていても、それは観る側からすると些細なものでだいたい似たような展開が続くきます。

 

最初は楽しく観られても会場の閉塞感もあってだんだん中だるみを感じてくるように。

中だるみに関しては解説にも問題があってプレイヤーの思考時間ってどうしても間になってしまうので自分もそれなりにできるプレイヤーだったら「あーなるほどここを迷っているわけか」と楽しめるものの、ちょっとやったことある程度だとそこから飽きが生まれてくるんですよね。

その間を埋めるのが実況解説なんですけど解説はシャドバは強くても話のプロではないのでいまいち聞き取りづらいのと強い人目線で喋っているのであまり間を埋める役割は果たせていなかったです。

 

BO5というルールも競技性は上がりますが観る側はマンネリ化が加速する要因かと。

 

理由その2:プレイングで盛り上がれる場面が少ない。

わりとこのゲーム、苦しい状況の打開策が限られているんでプレイングで魅せる場面が少ない気がします。引きたいときに神ドローをするか相手の行動を読みきったようなプレイをするかくらいなので歓声が起きづらいです。ただ、シャドバに関しては心理戦の要素とかはあまりないですね…

 

同会場で行われてるストリートファイターは観戦してるだけで盛り上がる派手さがあるのに比べてカードバトルの難しさを感じました。相手の択を読みきったワンサイドゲームにしろそこから切り返しのしろ一見してわかる派手なプレイってのは格ゲーの方が多いです。

 

シャドバには野球でいうホームランやサッカーでいうハットトリック、テニスのサービスエースというのが欠けてるように感じました。

 

難しいですね〜

 

ということでRAGEに行った感想でした。

実際にeスポーツという言葉は流行ってますし、夢もあるなと思います。

だって鍛錬を積んだら身近にあるもので生計を立てられるのかも知れないから。

 

だからこそ、今後も発展してくれればいいなーというアラサーのぼやきでした。

 

それでは!!