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【雑記】音楽朗読劇「ザ・グレイト・ギャツビー」を観てきた感想


こんばんは!もずです。

本日は東京FMホールで朗読劇をみてきました。

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演目はアメリカの20世紀初頭の文学作品「ザ・グレイト・ギャツビー」有名な作品ではありますが、恥ずかしながら自分は名前を知ってる程度でした。

 

今回はその感想を書いていきます。

 出演者は声優の伊東健人さん、神尾晋一郎さん、大久保瑠美さんの3名。

 

この朗読劇は回によって演者さんが変わりますが、個人的に伊東さんはヒプノシスマイクの観音坂独歩、神尾さんは同じくヒプノシスマイクの毒島・メイソン・理鶯、そして大久保さんはグラブルのルナールでしっており、誘われていったのですが全員知ってる!となった回でした。

 

この朗読劇の醍醐味は昔の名作を演者さんがどう受け取ってどう表現したかというのを感じ取れる(気がする)ってところだと思います。

 

ギャツビーの話は知らなかったですが、全編聴いた時にこの物語の喜劇的な部分、悲劇的な部分、そして当時のアメリカの雰囲気など後の色々な作品の礎になったんだろうってのがわかりました。

いわば話自体はしっかりしてかつまだ余計なものはついてない素材の状態でそれに対しどう調理するか(表現するか)が見ものなのかなーと感じたわけです。

 

伊東さん演じる主人公のギャツビーはギャツビーのもつ想いの強さ、野望が真っ直ぐと伝わる演技でした。

台詞の読みはもちろん合間の息遣いがリアルで感情がダイレクトにでてて観客の心を動かす演技。

反面ギャツビーがもつ胡散臭さや、どうやって夜な夜な派手なパーティーを開き豪邸を建てる金を調達したのかみたいな怪しさはあまり感じられなかったです。

ただ、それ故に最後に起きた悲劇に対してしっかりと悲しい気持ちにさせられたという面もあります。

 

ギャツビーの友人であるニックを演じる神尾さんは語り部も担い、さらに3役を演じてとかなり大変そうなポジションでした。

理鶯の時はかなり低めの声でしたがニックはわりと普段の話し声に近い高さで新鮮でした。トムという役の時はわりと理鶯でした。あと、ギャツビーに仕える老執事の声の時は本当に老人のような声で喋ってて、やっぱり声優さんってすごいなーと。

あの演技の時のどをおさえてたんですが、おさえたらあの声が出るんですかね?不思議。

 

ニックの物語上の役割はギャツビーの友人であり語り部でもありますが、神尾さんはあまり感情を込めすぎずコロスに徹してたように感じました。もし仮にニックがギャツビーの友人であること、その想いをさらに感情にのせてたらギャツビーの物語自体がまた違った雰囲気にもなるかも知れない…なんて妄想が捗りました。

 

ギャツビーが愛する女性デイジーを演じる大久保さんは無茶苦茶声が綺麗でビビりました、いやどっから声がでてるんだ!って感じ。

美しい良家の娘であるデイジーにぴったりでした…

綺麗ですんと響くいい声だけど、一方であえてただ綺麗な声で話しているという感じがあってそれが作中の俗物的で軽薄なデイジーという女性を見事に表しているなと思いましたね…感動しました。

 

で、昔の名作と生の演技の空気感を味わってものすごく満足したんですが、一方で他の人だったらどう演じるんだろう、他の作品もみてみたいという感情が沸々と。

 

例えば別の回の駒田航さんだったらどんなギャツビーになるだろう…似合いそうだなとか、お!次はハムレットをやるんだハムレットは昔演劇部だったこともあって結構しっかり読んだことあるぞ。どういう風な劇になるんだろうな…なんてちょっと新しい沼に嵌りそうな予感がしてます。

 

声優さんは好きだけど朗読劇には行ったことがないって人ぜひ一度いってみると面白いですよ。

色んな作品に触れられますし、空間の雰囲気もライブなどとはまた違って味わいがあります。

musica-reading.jp

いやはやいい体験でした…それでは!