こんばんは!もずです。
最近シフトの都合上休みが多く今日も映画を観てきました。
本日観たのはFate/stay night[Heavean's Feel]の第2章、「lost butterfly」です。
もともとPCゲーだったFate/stay nightのルートの一つ桜ルートをアニメ映画化したものです。
今回はその感想を書いていきます。
前置き
前提として僕はFateはそこまで詳しくないです。
アニメでFate/Zeroの熱さにどハマりしてUBWのアニメも見て、あとはFGOを新宿の途中まで進めてましたが当時の携帯を突如壊してしまい復元せずにそのまま塩漬けといった状態です。
なので、今回のヘブンズフィールは桜ルートだよということと話の大筋をしっている程度の状態でみました。
そのため原作のこの部分をこういう風に表現するのか…とかこういう演出いいねーなんて部分は語れないんですが、それでもただただ圧倒されて見終わったあと鳥肌が立ちました。
むしろ、そういう原作がどうでみたいに考えずにみれてある意味良かったのではないかとすら思えてきてます。とにかく素晴らしかった…
圧倒ポイント1:物語
とりあえずかなり暗い話です。
それぞれの登場人物が自分の陰の部分と戦って抗って、一筋の光が見えたかと思うとそれは気のせいですよといわんばかりに塗りつぶされてく…
じゃあどうすればいいのか、それともどうしようもなかったのか、誰も悪くないしみんな悪い。そんな話。
ふとした瞬間に感情移入ができそうだけどそれぞれのエゴが強く乗り切れない感じ。
万人にオススメできる話ではないけれど好きな人は好きだと思います。浅野いにおさんのおやすみプンプンに通ずるものがあるかも。僕は大好きです。
幸い原作はあるので不安な人は先に確認しておくといいかもです。
この物語が誰も救われないのかそれとも誰かにとっては幸せな結果になるのか…
次は2020年春とのことで待ち遠しいです。
圧倒ポイント2:作画
流石Ufotable!圧倒的な作画でした。
バーサーカーvsセイバーオルタの戦いの迫力には空いた口が塞がらんかったし…
桜ちゃんは可愛いしエロいそして、桜ちゃんが可愛いければ可愛いほどやばいやばい怖いよ怖いよーってなるこの作画でなんか自分の中で桜ってこんな可愛かったっけ…ってさせられます。
それくらい説得力がある絵でした。
圧倒ポイント3:音楽
梶浦さんの音楽がそんな桜にさらに力を持たせていたように感じました。
あの可愛い桜をあのBGMで見てると、桜可哀想だな…そりゃ守りたくもなっちゃうよな…って一瞬させられるんですよね。
でも、悲劇のヒロインを守るために頑張ったら報われたぜみたいな話ではないのでそれこそ「感動的だな…だが無意味だ」って誰かさんの言葉を借りたくなります。
そして、今回の話を締めくくるAimerさんの「I beg you」が見事にこの話の退廃的で不条理な世界にふさわしい曲で興奮が冷めませんでした…良かった。
圧倒ポイント4:演技
キャラに命を吹き込む演技も素晴らしくて話に引き込まれました。
可愛さと狂気をはらんだ桜を強烈に印象づけた下屋則子さんは勿論。
個人的にグッときたのが間桐慎二役の神谷浩史さん。
慎二の何物にもなれない怒りと悔しさ、持つものへの嫉妬。そういった感情が全身全霊でセリフに込められててすごく良かったです。
慎二はたしかによくない野郎ですがなんなら一番慎二に感情移入できた気がします。
ただのやな奴じゃなくて、かわいそうなやな奴なんですよね…いやー慎二ものすごく良かった。
というわけで映画Fate/stay nightの感想でした。
作画とか音とか演技とか物語とかアニメの凄さというのを改めて感じた映画でした…
暗い話ではありますがちょっと気になるなって思うのであれば観に行って損はしない映画です。是非!
それでは!!